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一般的に冬を代表する野菜といえば、白菜、大根、蕪、芋類です。特に根菜類は、食べると身体が温まるということもあり、冬にはもってこいの野菜です。冬野菜は全体的に甘味が多いので、野菜そのものの味にこだわりたい私は、調味料はできるだけ控えめにと心がけています。日本列島は南北に長いので、野菜の旬は南から順に北上します。例えば、今一番美味しいのは蕪だと思います。また同じ蕪でも、加賀・京都・青森・千葉など風土、気候、生産者のこだわりによって、味や食感が違ってきます。そうなると当然、合わせる食材や味付けも変わってきます。私が最も興味深いのは、昔ながらの野菜の種類や味を頑固に守り続けている京野菜です。私自身も奇をてらうことなく、あくまで上質でオーソドックスな食材にこだわり、その持ち味を引き出すことを心掛け続けたいと思っています。「変わらない」ことって確かに大変ですが大切なことだと思います。私は「知仙」に立ってから23年になりますが、その頃からの多くのお客様は、今でもお孫さんや曾孫さんを連れてご来店いただいています。そんなお客様に『この季節に「知仙」に行けばあの料理が食べられる』と思っていただければ最高ですものね! |