自然食の卸売業を営む、私、佐野正則のこれまでの経歴を「自伝」としてまとめてみました。自然食を世に広めようと、試行錯誤とチャレンジを重ねたこの30年。どうぞご一読ください。
 中学時代から人生の目的について悩んでいた…。というと随分、生意気な少年だった、もしくは、特殊な環境の中で育ったと思われるかもしれません。しかし、私は1951年に愛知県豊田市のごく普通の家庭に生まれ、近所の子と同じように地元の小学校から中学へ進学。中学1年までは体操クラブに熱中し、学業の成績もまあまあで、「悩み」という言葉とは全く無縁の少年でした。
 ところが、中学2年の時です。今でも何がきっかけなのかわかりませんが、自分は何のために生まれてきたのか?何を目的に生きていけばいいのか?人間の幸せな社会とは?などと疑問を抱くようになり、私は自分の人生について思い悩むようになったのです。卒業文集の寄せ書きに残した言葉は「神の心、人間の心」。神のように強い心を持ち、弱い自分を克服したいと願い、どうしたら自己の確立ができるかを模索する、15才の私なりの言葉でした。
 そして、とりあえず高校には行ったものの、大学に進学する意味も見い出せず、成績はガタ落ち。なんとか卒業だけはして、その後、父の紹介で検査技師補助として精神病院で働かせてもらうことになりました。知識不足ではありましたが、患者様の治療に真剣に取り組んでいたことは今でも自負しています。しかし、ようやく病気を克服し退院しても、患者さまのほとんどが再入院してくる現実を目にし、患者を取り巻く家庭・社会の受け入れ体制を変えない限り、患者本人を治療しても根本的な解決にならないことを痛感。そこで、お世話になった病院を退職し、福祉全般を学ぼうと福祉専門の大学に進学しました。しかし、机上の学問に満足できず悶々としていた時に、前回お話した自然食との出会いがあったのです。そして、私の人生は大きく動きだしました。
 

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