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| 自らを“無限責任社員”と称する野田氏が愛してやまない、蔵併設の直売店はまさにノダ・ワールド。そこは、訪れる人の五感を刺激し、彼の味噌づくりに対する考え方、職人たちへの愛情を心地よく伝えているギャラリーそのものです。 |
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よく子どもたちに、「おまえ、夢を持てよ」とか言うけれど、そう言っているおまえが夢を持っているのか、と言いたくなる。だから、僕は夢を語る。それは、相手にも夢を持ってほしいから。夢を語っている時点では責任がない。でも、その夢が現実になろうとするときには、マジになる。
見学に来る子どもたちに、「おまえたちも夢を持てよ」と言うと、「持ったっ!!」と返ってくる。味噌屋の見学なんて、たぶん一生に1回のことだと思う。だったら、感じていけよ、舐めていけよ、匂いをかいでみろよ、耳をそばだてろよ。一生に二度とない経験かもしれないんだから、そのチャンスを大事にしろよ。それで、僕は一生懸命おまえたちに夢を話すから、おまえたちはどうするのか、考えろよ――ということを言いたいわけ。それは、中学生だろうと小学校3年生だろうと、同じ。あるいは、学校の先生でも同じこと。
最近は見学や取材が多い。例えば、今日は午前中に2時間の見学を受けたけれど、50人の子どもを前にして話をして、それが終わるとしおれてしまう。子どもに負けちゃいかんと思って、結構高いノリでオンステージを始めてしまうわけ。子どもより大きな夢を語らなくちゃいけないし、子どもに負けないような勢いを持っていなくてはいけない。だから、2時間やると、こちらの元気さを取られてしまう。でも、ある意味では、僕も子どもたちのエネルギーを吸わせてもらっているのかもしれない。オンステージを1回やると気持ちいい。自分がそのとき思ったことを、自分の言葉で相手に伝えていくことは、とても楽しい。
(・・・つづく)
●第16話は「味噌の伝道師でありたい」についておおくりします。 |
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