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| 自分の子どもに食べさせたい豆腐をつくればいい。それに気づいて以来、コツコツと積み上げてきた“いしかわ流”の価値観を、21世紀「マインドの時代」にあるべき日本の農業から経営者像に至るまで、さまざまな観点から紐解きます。 |
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僕は、BSE問題が起こる以前からトレーサビリティを導入していたように、起こった問題を後追いするのではなく、起こるかもしれない問題点を自分たちで先行して考え、その解決に取り組んでいきたいと思っている。どうすればそういうことが可能になるのか。それは簡単なことで、自分の食べたいもの、自分の子どもに食べさせたいもの、お客さんに食べていただきたいものとは何かを考えてみればいい。
例えば「この饅頭は食べたくないなあ」と思ったら、なぜ食べたくないかを考えてみる。カロリーが高そうで太りそうだからイヤとか、添加物が入っているからイヤとか・・・。厚生労働省が認めた添加物ならば、たとえカロリーが高くても使用できるが、でも食べたくはない。では、自分が食べたいと思う饅頭にするにはどうしたらいいかというと、その添加物を除けばいい。でも、どうしても必要な添加物はある。豆腐を固めるためにニガリを使い、ラーメンを作るときにはカンスイを使うけど、実は、ニガリもカンスイも添加物だ。
添加物を全部否定してしまうと、豆腐は豆乳で飲むことになるし、ラーメンはうどんになってしまう。だから「この添加物は必要だから使おう」「この添加物は使わなくてもモノは作れるから排除しよう」というふうに、とにかく自分たちで基準を決めていくことが大事。厚生労働省が決めたからこうしよう、ではない。それは、消費者にとっても非常にわかりやすい説明であり、納得できる話だと思う。「石川の豆腐には添加物が入っている」と言われても「そりゃ、しょうがないでしょ。入れなきゃ豆腐はつくれないんだから」と自信を持って答えられることが大事なんだ。
(・・・つづく)
●第7話は「自分の価値観」についておおくりします。 |
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