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| 自分の子どもに食べさせたい豆腐をつくればいい。それに気づいて以来、コツコツと積み上げてきた“いしかわ流”の価値観を、21世紀「マインドの時代」にあるべき日本の農業から経営者像に至るまで、さまざまな観点から紐解きます。 |
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農家の人たちにとっても僕らにとっても、「共に歩んでいこう」という考え方・感覚は絶対に必要だと思う。こういった関係は、僕や農家の子どもたちに引き継がれて、二代・三代とつながっていくはず。商社はお金さえ払えばすぐにモノを持ってきてくれるけど、信頼までは買えない。一緒にやっていく人たちと信頼しあいながら進めていくこと、それが一番大事だと思っている。
そうしていくことによって、農家の人たちが生産意欲を持って取り組んでくださる。そして、そういう親を見ながら後継者も育っていくと思う。「農業なんかやるよりサラリーマンになったほうがいいぞ」なんて言えば、息子は絶対に百姓にはならない。でも「こんな素晴らしい仲間がいるぞ」と、例えば「愛知県の石川はうちの豆を使ってくれるし、たまに遊びに来てくれたりもするしなあ」と言ってくれたら、「オレも農業やってみようかな」と思うようになるかもしれない。
ひいては、そんなふうに信頼関係のある人たちで作った豆腐だということを消費者が理解してくれて、国産大豆の豆腐を食べましょう、石川の豆腐を食べてみよう、ということになるんじゃないか。そうなれば非常に嬉しい。僕たちの取り組み方というのは、国の施策でもって農業を活性化するよりも、もっと効果的で即効的な手法になるんじゃないかなと思っている。
(・・・つづく)
●第6話は「豆腐づくりと添加物」についておおくりします |
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