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| 自分の子どもに食べさせたい豆腐をつくればいい。それに気づいて以来、コツコツと積み上げてきた“いしかわ流”の価値観を、21世紀「マインドの時代」にあるべき日本の農業から経営者像に至るまで、さまざまな観点から紐解きます。 |
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大豆を収穫するまでにはいろんな手間がかかっている。この大豆は、いつ種をまいて、いつ刈り取って、その間に何を撒いたのか。農薬をかけたのか、除草剤を使ったのか、肥料は何を使ったのか。こうした「栽培履歴」を、以前から僕らは口頭で農家の人たちから聞いていた。土作りってどうやるの?藁くずを切り込むけど、他に肥料は入れるの?種に忌避剤を使うの?ただ、このての話は「ふうん」と聞くだけで終わっていた。ところが「ふうん」では済まない状況になってきた。というのも、家族だけで豆腐屋をやってたときなら、お客さんから質問を受けても僕がすべて答えればよかったけど、いまは会社が大きくなったので、組織として情報を共有化するためにも明文化が必要になったからだ。
それで、栽培履歴の明文化に取り組み始めた頃、ちょうどBSE(狂牛病)や中国野菜の農薬の問題が起きて、トレーサビリティという言葉が出てきた。なんだ、うちはずいぶん前からやってたじゃん、てなことだった。もともとそういう考え方でやってきたけど、ここにきて、やはり栽培履歴の確立はとても大事なことだと改めて実感している。
(・・・つづく)
●第3話は「有機栽培についての考え」についておおくりします。 |
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