 |
  |
 |
 |
| つけもの講習会を通じて地域社会や子どもたちと接し、食文化継承のために日々奔走する“つけもの先生”。彼の食に対する哲学もまた、じっくり漬け込まれた、奥深い味わいが特長です。 |
|
|
|
|
 |
愛知県のJAグリーンセンターでは、この地域に昔からある作物のタネを集め、それを苗にして販売している。ただ、それだけでは一般の人たちは使ってくれないから、私たちとしては、漬物にしたり、他の調理方法を提供して普及させたいと考えている。自分たちで作物を上手に育てて使うことを広めたい。野菜は買うものではなく、「野菜は作るもの」という時代が来ることを願っている。
作る現場のことがわかってくると、今まで気づかなかったことが見えてくる。「本物」とか「こだわっている」とか言っている人でも、案外みんな知らないことが多い。例えば、料理人でもミリンの作り方を知らなかったりする。作る現場へはなかなか行かないからだ。中間の立場にある酒屋さんあたりがきちんと伝えてくれるといいな、と思う。だから私も、漬物のことをみなさんにいろいろとお教えしなくてはと思っている。
ただ、世間に普及させる時、私としては健康食品という方向でのアプローチは好きじゃない。スーツを着たい時もあればジーパンをはきたい時もあるように、捉え方は食も同じだ。ジャンクフードを食べたい時だってある。もちろん、それだけではちょっと問題だけど・・・。買ってきた漬物でもいいと思う。でも、一年に1回の作業なのだから、「自分で漬けてみたらどうですか」ということもつけ加えたい。梅干だって、家で漬けると美味しいし、こういう贅沢って、すごくいいと思うけどなあ・・・。
(・・・つづく)
●第5話は「三方良し」についておおくりします。 |
 |
 |
|
|
|
| Copyright(C)NITTO JOZO.Inc.All RightsReserved |
| |
|